机拭いた後の雑巾みたいな、

死にたいとか言わない

夏休み

夏休みが始まってから3日経った。

ひどく下らない休日を過ごしている。昼前に起きて、外へ出て、何もせず帰ってきて夜遅くまで起きていて、次の日の昼過ぎに起きる。

とてもつまらない。勉強だってひとつも進んでいない。

とても気分が悪い。休日を、テスト中あんなに渇望した休日を無駄にしてしまっている。そんな気しかしない。

朝起きられないのがとてもつらい。

学校がないとこんなにもつまらない生活をするハメになるのか、とショックを受けている。

自分は何者で何がしたいんだろう、何ができるんだろう、何になるんだろう、何にもなれないんだろうな、そもそも何になりたいのかもわからないのだから。

周りの、自分がひどく幼稚だと思っていた人間は僕より楽しい休日を過ごしているんだろう。僕より少しは勉強だってしているかもしれない。僕より楽しい人生を送るんだろう。

自分だってそういう人生を送ることができるかもしれない、という気はあまりしない。

何をしても下らない、つまらないと思ってしまう癖がついたからだろう。

自分の持つ数々の悪癖の中でもっとも嫌いな癖がこれだ。

下らない、つまらないと思わないのは何かの義務を果たしている時だけ。要するに、勉強している時だけ。それ以外は全て下らない。読書を除いて。

読書!

ああ嫌だ、自分は読者にしかなれないのだ。僕に創作は無理だ、いろいろな文豪が暗にそう伝える。

きっとつまらないサラリイマンになるんだろう。

何か気だるさを抱えながら、人の悪口をいって死ぬんだろう。

頭が禿げて、肌もたるみ、目やにをくっつけて、よくわからないことをぶつぶつ言いながら町を陰気に歩いている、そんな姿が目に浮かぶ。

時々学生たちによく分からぬ暴言を吐いて失笑を買うことになるかもしれない。

 

というような事ばかり考えて過ごしている。

明日はいい日になりますように。