机拭いた後の雑巾みたいな、

死にたいとか言わない

「君は一体、何がしたいの?」

僕はいったい何がしたいんだろう?

一日のうち、ほとんどの時間を受験勉強に費やしている。なんの情熱も持っていないのに。実際、もうそれほどやらなくていいのだ。英語も、国語も、社会も、数学も、このまま順当にいけば、特に苦労もなく、主席を狙えるレベルまで達するだろう、というような風にまで思っている。焦りがない。だから、ほとんどの時間、と言ったがホントはそれほどやっていない。僕の目指す学校を受ける人ならば、あと二倍はやらなきゃ駄目だとされている位だ。一日の、およそ3分の1の時間を無駄にしている。多くの多くの余暇をすごしてるのに、全然余暇の気はしない。頭のなかは常に受験、受験、受験・・・。「どうしてこんなに集中できないんだ?他の皆はあんなにやっているのに。どうしてこうも体がだるいんだ?周りの皆はあんなにう溌剌としているのに。こんなことじゃダメだ、油断する奴はきっと抜かれるんだ・・・」

自己嫌悪、自己矛盾、うまくいかない自己欺瞞・・・

こんなもの、僕の望む生活じゃない。でもそれなら、一体どんな生活を僕は望んでるというのだろう?僕に何が出来る?

 

お勉強しか出来やしないじゃないか。